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平成14年9月号

秋のご挨拶

 秋の候、皆様いかがお過ごしでしょうか? 徐々に日も和らぎ、これからは過ごし やすい季節となりますね。 さて、秋口になりますと、我々も春に摘んだ一番茶を 蔵だしし、少し寝かせたお茶を皆様にお届けしています。秋の長夜の団欒のお供 に是非ご利用ください。


お茶の手もみ

 先日、静岡市の内牧と言う所で、手揉み講習会がありました。手揉みが出来る 人はお茶屋さんでも数少ないのですが、3年ほど前から、私もチャレンジしています。

 今回、この講習会には40人位の人が集まり、4人 1組でお茶を作ります。 まず葉振い、蒸した葉を 持ち上げ、指を細かく動かし、葉と葉がくっつかな い様にほぐしながら、乾燥させます。この工程だけ で1時間位かかります。 その後、今度は、葉を回転させながら2人掛りで 揉んで行き、徐々に力を入れてさらに1時間〜 2時間揉むのです。

 そして、一度お茶を焙炉からはずして、焙炉の掃除をします。 ここからは葉の形 を作りながら、揉んでいきます。

 揉切り、転ぐり、こくり、と続くのですが、 この日1番苦労したのが揉切りと言う 作業でした。手のひらでお茶をすり合わせ ながら、お茶を切り、細く伸ばして行くの ですがなかなか思う様には出来ないのです 。

 結局、この日、4人で1日がかりの作業を しましたが、出来たお茶は400g〜500g程度でした。  出来たお茶はとても綺麗で、可愛くさえみえてきました。 

 現在では機械化が進んで生産量も多く確保出来るようになり、その反面、この様な 作業も出来る人が少なくなり、伝統芸能の域にあります。なんとか後世に残して 行きたいものですね。

 

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